事前準備が役に立つ

出産後、すぐには仕事復帰せずに育休を取得しているお母さん方もたくさんいると思います。育休取得にもすべきことがあるようですが、それよりも大切なのは育休が終わり仕事に復帰するための準備のようです。一年間、子どもとべったりの生活を送り、自分自身も仕事をしていないので、少なからず生活のリズムが整っていない状態と言えます。習い事などをしていない、決まった時間に用事をこなす必要がないなどの場合、朝起きて顔を洗って服に着替えてという習慣を短い時間でする、ということが子供にとってはとても難しいことです。着替えを嫌がったりとなかなか進まないことも多いです。また、仕事を始めたら、掃除や洗濯、食事の用意についても決まった時間にしなくてはいけなくなります。毎日買い物に出かけていたなら、仕事を始めた時はどのペースで行こうかなど、自分自身の行動パターンについても見直す必要が出てきます。こういったことを事前にしておかなくても始まってしまえばそのうちに慣れてくるものですが、最初の頃はしんどい思いをしなくてはいけなくなります。やはり事前の準備が、後の生活を楽にしてくれます。

復職するしばらく前から保育園に預けるなら、それに合わせた時間で行動する癖をつけていくこともとても大切なことです。しかし、保育園も待機児童問題などがありますから、ぎりぎりになって探していても預け先が見つからないということになりかねません。妊娠中から探すという人も多いですから、早めの行動が大事になります。最近では、福利厚生の一環で会社内に託児所や保育園が併設されているところも増えてきていますので、もし自分の勤め先にそういった施設があるなら積極的に活用しましょう。私も看護師として働いていて今は育休を取得していますが、育休明けは勤め先の病院に併設されている保育園に子どもを預けて働きます。実は、以前働いていた病院はこういった施設がありませんでした。しかし、結婚した際に将来妊娠出産した時のことを考え、今の病院に転職したのです。増えてきているとはいえ、こうした施設が整っている職場はまだまだ少ないです。妊娠を機に仕事を辞め、潜在看護師となる人が増えている理由でもあります。勤めている病院に保育施設が無いという人は、私のように保育園のある病院の看護師に転職することを考えてみてもいいかもしれません。